いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

2歳は人類最強なんだって!そりゃ勝てっこないわ!

絶賛2歳児子育て中の我が家、娘に振り回されっぱなしの日々が続いている。

なんでもやりたがる期に突入したらしく、掃除もゴミ捨ても炊飯器のスイッチを切るのもイヤホン装着でさえも、生活の全てが彼女の監視下に置かれ、自由に出来るのは彼女が寝ている時しかない。否、寝ている時でさえ大きな音を立てないように細心の注意は払わねばならない。あらゆることを自分のタイミングで出来ないことへの苛立ちは日々募っていくばかり。せっかく24時間365日ゴミ出し可能なマンションに住んでいるのに好きな時にゴミ出しにも行けない。玄関を出て階段を降りてゴミ置き場まで行く、たったそれだけの時間でも、1人で外の空気を吸えばリフレッシュ出来ていたのに。いつでも娘が目を光らせていて、自分も行く、ゴミを持たせろと泣き始める。

 

いらない、そんなお手伝いいらない。

頼む、1人にさせてくれ。

 

お手伝いをしてくれる、自分でやりたがる、というのは成長過程においても大事なことなんだろうし、出来る限り付き合いたいとは思う。だがそれ以上に自由が欲しくなる。だって末っ子だもの、わたし。誰かに合わせるとか面倒くさいんですもの。自分のペースで好きなように出来ないとイライラしちゃうんですもの。親になったら治るかとも思ったけど、治んないわ、すまん娘。当然娘は可愛いし何より大事だけれども、それとこれとは別。

 

2歳?一番可愛い時期ね〜

すぐ生意気になるからこのくらいが一番可愛いのよ〜

 

なんて言葉をかけてくれる方々は沢山いる。

子育て経験者の皆さまが仰るのだからきっとその通りなんだろう。大変でも一番可愛い時期だから楽しんでね、頑張ってね、みたいなメッセージも含まれているんだろう。ありがてえ、励ましてくれてありがてえ。だがしかし、今ひとつ響かないんだわ。だって毎日しんどいんですもの。どんだけ可愛くても辛いもんは辛いの。可愛いから許せちゃうみたいな余裕なんてまるでないの。毎日何事もなく過ごせるだけで精一杯なの。しんどい時にポジティブな言葉ばっか投げられるとなおさら落ち込んだりもするの。そんなふうに考えられない自分はやっぱりダメ親なのかなって。

 

そんな中、他の人たちとは違う言葉をかけてくれたマダムがいた。

 

何歳?2歳?それは大変だわ。だって2歳は人類最強だから!

怖いものなしでしょ?危ないとか汚いとか言ってもわからないし自分で動けちゃうから行っちゃうでしょ?だから大変なのよ。3歳になってこっちの言っていることもわかるようになってくればだいぶ楽になるから!もう少しよ、2歳が一番大変だから!もう少しで楽になるわよ!

 

凄く心に響いた。凄く心が軽くなった。泣きそうだった。

そうなの、大変なの、すごく大変なの。わかってくれて嬉しい。そっか、2歳って人類最強なんだ、そりゃ勝てっこないわ。そう思ったら気が楽になった。もう少し頑張れば楽になっていくんせすね?マダム、希望の光を与えてくれてありがとう。人類最強に立ち向かってみます。

 

3歳まであと2ヶ月、人類最強に挑み続けます!