いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

“普通”じゃなきゃだめですか?

母と育児の話をすると、“普通”を押しつけられることがよくある。

普通◯◯でしょとか、普通◯◯なんだからとか。母親なんだからとかもよく言われる。これが非常に嫌だ。

 

わたしよりも夫の方が主体で育児をしてくれている時点で、我が家の育児は一般的ではないのかもしれない。でもそれは育児をやってみて適材適所に落ち着いた結果であって、お互いに押しつけあってこうなったわけではない。

 

例えば車。母に言わせれば、父親が運転で母親が子供の面倒をみるというのが普通なんだろう。病院に行くのも母親なのが普通で、寝かしつけも母親がやるのが普通。けれど我が家では運転は両方するし、病院も寝かしつけも夫がしてくれる。そのほうがうまくいくから。それらは母に言わせると普通じゃないということらしい。

 

普通って何?普通ってゆうのは個人の固定概念にすぎないんじゃないの?普通は個人個人で違くてよくない?彼女の中の普通を押し付けられるたびにダメ母親認定されているようでとても辛い。大多数と同じじゃなきゃダメですか?我が家はこれでうまく回っているのに。

 

これがよく言う親世代との育児に対する考え方の違いなのだろうか。

決めつけや押しつけがとても辛い。やめてと言ってもやめてもらえない。そりゃそうだ、どれだけ言っても彼女に自覚はないのだから。受け流す術も余裕も身につけていないので全部真正面からくらってしまう。もっと自信をもって、自分たちはこうなんだと言い返せるようになりたい。自分の身は自分で守らなきゃ。