いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

産後うつから救ってくれたドラマ

産後間もなくからマタニティブルーズだと言われ、入院中もずっと泣いて過ごしていた日々。それは退院後もずっと続き、日に日に精神は崩壊していった。

 

自分の時間を少しでも確保しようと始めたのが、夜間の授乳中のドラマ観賞。

部屋の明かりは落としたまま、イヤホンをしてiPadでドラマを観るようにした。

 

コウノドリ

 

このドラマがわたしを救ってくれた。

元々ドラマフリークだったので当然リアルタイムでは観てあった。が、妊娠出産を経て再度観てみると、感じ方がまるで違った。涙が止まらなかった。

 

追い詰められて逃げたくて飛び降りようとした。

育児なんて辛いだけで何も楽しいことなんてない。

子供を可愛いと思えないなんて母親失格だ。

わたしなんていない方がこの子の為なんじゃないか。

生まなきゃよかったんじゃないか。

そんな思いしか抱けなくなっていた時に観直したのが コウノドリ だった。

 

毎回語りかけてくれる。

出産は奇跡だ。と。

そしてお話は展開する。自分が妊娠出産を経験したからこそ感じるものがそこにはあった。

 

この子が無事に生まれてきてくれたのは当然なんかじゃない。奇跡なんだ。

それを唐突に理解し、それからは娘を愛おしいと思えるようになれた。

 

わたしを救ってくれたコウノドリ

育児で行き詰まったときには繰り返し観るだろう。

ありがとうコウノドリ

 

出産は奇跡だ。

 

この言葉を胸に、責任を持って育児に向き合っていきます。