産後うつから救ってくれたドラマ
産後間もなくからマタニティブルーズだと言われ、入院中もずっと泣いて過ごしていた日々。それは退院後もずっと続き、日に日に精神は崩壊していった。
自分の時間を少しでも確保しようと始めたのが、夜間の授乳中のドラマ観賞。
部屋の明かりは落としたまま、イヤホンをしてiPadでドラマを観るようにした。
このドラマがわたしを救ってくれた。
元々ドラマフリークだったので当然リアルタイムでは観てあった。が、妊娠出産を経て再度観てみると、感じ方がまるで違った。涙が止まらなかった。
追い詰められて逃げたくて飛び降りようとした。
育児なんて辛いだけで何も楽しいことなんてない。
子供を可愛いと思えないなんて母親失格だ。
わたしなんていない方がこの子の為なんじゃないか。
生まなきゃよかったんじゃないか。
そんな思いしか抱けなくなっていた時に観直したのが コウノドリ だった。
毎回語りかけてくれる。
出産は奇跡だ。と。
そしてお話は展開する。自分が妊娠出産を経験したからこそ感じるものがそこにはあった。
この子が無事に生まれてきてくれたのは当然なんかじゃない。奇跡なんだ。
それを唐突に理解し、それからは娘を愛おしいと思えるようになれた。
わたしを救ってくれたコウノドリ。
育児で行き詰まったときには繰り返し観るだろう。
ありがとうコウノドリ。
出産は奇跡だ。
この言葉を胸に、責任を持って育児に向き合っていきます。