いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

人を悪く言うのをやめよう 子供が聞いている

夫に言わせると、わたしは人の悪いところばかりを口にするらしい。

すげえブスとかなにあの頭とか、足太いわーとかあの顔は不倫してるとか、主に容姿について。残念ながら無自覚だった。事実を述べているまでだと主張していた。

 

子供が生まれ、言葉を覚えている段階の今、言葉遣いには気を付けねばならない。そこで、人として良くない発言とか子供に悪影響を及ぼすような発言をしたら指摘してほしいと夫に頼んだ。

 

うーん、言ってたなあ。悪いことばっか言ってたなあ。指摘されて驚くほど口が悪かったんだと気付くことが出来た。

 

まずは気付くことが大事。じゃないと治せないから。次に意識。基準として、自分や子供が言われたら悲しくなるような発言は控えるようにした。ブスとか太ってるとかなにあの服装とか、自分のことならまだしも子供のことを言われたら烈火の如く怒るし、その人のことも嫌いになる。それを今まで平気で言っていたんだと思うと自分が嫌になった。だけど気付けたから改善出来る。

 

例外を除き、悪いことを敢えて口にする必要はない。良いところを見つけるようにする。良いところはどんどん褒める。自分がされて嬉しいことをする。そんな基本的なことをいつのまにか忘れてしまっていたようだ。

 

自分が放った言葉は、いつか自分に返ってくる。それが良いことでも悪いことでも。ならば悪いことは言いたくない。それに、誰かを悪く言って、その人に何かあった時、その人が面識のない有名人とかだとしても、罪悪感を抱き、自分も傷つく。人それぞれに生まれた時からの物語があるのに、よく知りもしないのに悪く言うのはナンセンスだった。

 

知らぬ間に人を傷つけるような人間になってしまっていたことはショックだった。

だけど、それに気付けたから、わたしは変われる。言霊はきっとあるから、吐き出すなら前向きな言葉にしよう。

 

わたしは変われる。変わってみせる。