いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

続・コロナと妊婦と在宅ワークな夫と

inumanigourmet.hatenablog.com

 

まず初めの改革はお昼ご飯。

 

働いて稼いでくれているのだから、専業主婦としての努めもしっかり果たさなければと全力で気負っていた。一汁三菜とまではいかなくとも、主食と副菜と汁物くらいは出さなければいけない。そんな呪縛にがんじがらめになっていた。

 

朝昼晩、毎日3回ご飯を作って片付けをする。

これは想像していた以上にしんどいことだった。

働いてくれているのだからちゃんと作らないと。インスタントや出来合いのご飯じゃ申し訳ない。ああ、一人ご飯ならテキトーに出来るし買ってきたものを好き勝手食べられるし洗い物すら面倒臭いときはカップラーメンが御馳走なのに。

 

そんな気持ちが錯綜した数日間を過ごし、こりゃ長続きしないわと悟ったわたしは、ふと宣言した。

 

お昼ご飯は簡単なものにします!

 

と。

それからというもの、お昼ご飯は専ら簡単に出来て洗い物も少なくてすむ丼ものやパスタばかり。汁物をつけるとしたらインスタント。レトルト食品や冷凍食品を出す日もある。

 

この改革は本当に功を奏した。

普段いない人がいて、好き勝手やっていたリズムが崩されたことによるストレス。その大きな要因となっていたのがお昼ご飯問題だったようで、改革を宣言してからはとても気持ちが軽くなった。

 

そして何より想定外だったのは夫の反応である。

たまに冷凍食品やインスタント、レトルトものを出すと嬉しそうにしているではないか。

 

夫は一人暮らしが長かったわりに、上記のものたちやスナック菓子にはさほど触れてこなかったらしい。

わたしはわりと好きで、ジャンクなもの食べたい!という衝動に駆られることがままある。そんなわたしを蔑むかのような目で見ていたくせに!体に悪いからだめと言っていたくせに!

 

今回の改革によって、彼はお手軽ご飯に目覚めた。

一緒に買い物に行ってカップラーメンを見ていても嫌な顔をしなくなった。

スナック菓子も自ら買ってくるようになった有様。

 

ここで1つ、釘を刺すことを忘れてはならない。

 

いいか?こうゆうお手軽で体に良くはないものを食べて美味しいと感じるのは、普段ちゃんとした食事を摂っているからだからな!

 

と。

手抜きをしたら次の日はちゃんとする。野菜も摂る。

頑張りすぎはよくない。

適度な手抜きはストレスフリーな日々を手に入れるのに必要なのだ。

 

改革成功。

めでたしめでたし。