いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

生理と夫婦のあり方

明日あたり寝込みます。

 

これが我々夫婦の生理に対しての姿勢だ。

30歳を過ぎて生理痛が重くなってきた。無論PMSもある。生理前には夫の一挙手一投足が癇に障る。35歳になった今でも女性特有の話をするのは気恥ずかしいやら気後れするやらで非常に苦手だ。そんなわたしの自己主張が冒頭のセリフである。

 

夫とは3年ほどの交際を経て結婚したのだが、交際期間から【生理】に関しての情報を植え付けていた。生理前はいつも以上に感情の波が激しいですよー、それはPMSといって仕方のないことなのですよー、自分じゃ感情をコントロール出来なくなるんですよー、だからある程度は許してねー、と。自分の言葉だけではなく、専門家による文章や統計で出ている数値などもみてもらうようにしていた。

 

PMSに関しては20代の頃の方が酷かったかもしれない。PMSという言葉と出会ってからは随分と楽になった。あ、今これPMSだと気づけるだけで楽になれる。それからは基礎体温をつけるようになり、自分のサイクルを知ることで少しは対処出来るようになったと思う。

 

さて、PMSという言葉を後に夫となった彼にかけた時の彼の行動はというと。

 

こうゆう薬あるよ?と、【プレフェミン】というPMS治療薬を教えてくれたのだ。

彼は生理という女性特有のものから目をそらさず、解決策を探してくれていた。これは後に結婚に結びつく出来事だったかもしれない。病院行くのが嫌なら試してみてもいいのではないか、これで楽になれるならいいではないかと背中を押され服用を開始。わたしには効果があった。

 

交際中だったらPMS中は会わなければいい。イライラして当たり散らすよりよっぽどいい。だが結婚して一緒に暮らすとなるとそうもいかない。そこで放つのが以下のセリフである。

 

体温上がった。イライラしまーす。基本ほっといてください。

 

そう、自己申告してしまうのだ。相手に嫌な思いもさせてしまうだろうが、意味もわからずイライラされてるよりはマシではなかろうか。そして生理が始まれば冒頭のセリフを放つのだ。

 

これも30を過ぎてからだが、生理2か目ともなると数時間寝込むことがあるようになった。食事の支度もしんどい時は夫に頼んで買ってきてもらうこともよくある。

 

夫は生理に対して“大変だね”と労ってくれ、理解しようとしてくれている良い人だと感謝している。解決策を見出そうとするあたりは理数系だなぁと思うこともしばしばだ。風邪と生理のダブルパンチを食らったときにはそこら辺に経血を垂らしてたり用を足した後流すのを忘れていたりと、男性にはショッキングな光景を目の当たりにさせてしまい困惑させてしまったこともある。血痕だらけだよ.....?と言いながらもせっせと拭き取ってくれていたのは体調が良くなってから聞いた話だった。

 

生理についてはとてもデリケートな話題だ。まして男性にするとなるととても難しい。全てを理解してくれ!というのは不可能だろうが、理解してもらえたら楽になれるという姿勢を示すことも大事なのではないか。大切なパートナーを傷つけない為にも、感情的にならず正確な情報を与え続けることが肝要なのだと思う。

 

これからも自分自身の体、そしてパートナーに寄り添った毎日を過ごしていきたいと思う。夫よ、いつもありがとう。