いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

結婚相手の決め方

結婚して早2年が経った。

夫となったその人は、まるでわたしのタイプではない。

趣味の場で出会ってはいたものの、交際に発展するとは夢にも思っていなかった相手だった。それが何故伴侶として今一緒にいるのか。もはやファンタジーである。

 

決め手となったのはなんだったのか。

それは、わたしが辛かった時の寄り添い方だったように思う。

 

心身共にしんどかった時期、特に何かしてもらったというわけではないが、彼といるときは嫌なことは忘れ、息抜きが出来ていた。それは何故か。彼自身が地に足がついた自立した人だったからだ。会う時間や気力がなくても文句を言わないでくれた。それが凄く大きかった。

 

というのも、夫となった人との交際前は違う人と付き合っていたのだが、それがしんどかった。会えなくて寂しい。嫌いになったの?時間が無くても少しは会えるでしょ?最初は理解を示してくれていたくせに、少し経つとこんなようなことばかり言い出した。それがわたしには重荷でしかなく、この人と付き合っていてはダメになると別れを告げた。

 

夫となった人は、淡々と待っていてくれた。それがどんなに有り難かったことか。

 

一緒にいることで自分にとってプラスになる人か否か。

この見極めは非常に大切である。

 

面食いの一目惚れ王であるこのわたしが、外見度外視で結婚を決めた。

結婚は生活である。デザイン性よりも実用性重視。

この決断は間違っていなかったと胸を張って言える。

専業主婦になるという夢を叶えてくれた夫にはとても感謝している。

この結婚生活がいつまでも穏やかに続いていくよう、これからも精進しようと思う。