いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

 大丈夫 は魔法の言葉 PMSと天気痛が改善されました

PMSと雨の前後、これらが体調不良と精神的な荒波を連れてくる。

1カ月のうち正常な期間の方が短いくらいだ。

それらに産後の精神崩壊も加わり、この2年間ほどは自分が壊れていく音を聞き続けるかのような日々だった。

 

高温期になれば、イライラする時期来たな、イライラするかな、イライラするよねと。雨予報を見れば、頭痛くなるかな、動けなくなるかな、頭痛くて動けなくなるよねと。

生理の時期や気圧の変化を把握しておけば対処できるようになるとか体調が悪くなっても納得とか安心出来るとか、確かにそうだと思う。思うが、わたしの場合はそれで 具合が悪くなるぞ、イライラするぞ と、自分に暗示をかけてしまっていたのだと最近になって気付いた。

子育てもそう、具合が悪くなったらどうしよう、元気そうに見えるけどいきなり吐いたり熱を出したりしたらどうしようと、常に怖がっていた。

 

夫は精神的な波がほぼ無い、わたしとは真逆のタイプ。

ある日、その夫が言ったのだ、大丈夫、と。

わたしに言い聞かせるように何度も、大丈夫、と。

 

あーなったらどうしよう、こーなったらどうしよう、常にこんなことばかり言っていたわたしに、大丈夫だと暗示をかけていたのだ。

先回りして不安になりすぎている、何か起こる確率のほうがずっと少ない、心配しすぎている、何か起こってしまったらその時に考えればいい、大丈夫、どうにかなる。大丈夫だと自分に言い聞かせるのも大切だと諭された。

 

にわかには信じられなかったが、それからは事あるごとに 大丈夫 と唱えてみることにした。するとどうだろう、本当に精神的な波がおさまってきたではないか。イライラすることはあれど爆発は免れているし、雨の前後の頭痛はあっても精神的に落ち込むところまではいかなくなった。なにこれ魔法?

 

基本的な対処法として、意識的に太陽は浴びるようにしていたし、なるべく体も動かすようにしていた。それに加えて 大丈夫 という暗示。こんなに効くとは思わなかった。夫のおかげで自分を取り戻せた気がする。ありがとう。

 

言霊の力ってあるんだよなあと体感した出来事でした。