いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

妊婦が酸っぱいものを欲するのは都市伝説なのか?つわりと食の好みの変化

こんなにつわりがないなんて嘘みたい

と、母に言われ続けた妊娠初期。吐くことも食欲が落ちることも増えることもなく、体調不良もさして無かったように思う。振り返ると、あれがつわりだったのかな?という事柄は幾つかある。

 

最大の体調不良と言えば、立っているのが凄くしんどくなったこと。

食事の支度やドライヤーで立ち続けていることが出来なくなった。夕飯の支度が出来ず、夫に何か買ってきておくれと頼んだことが数回。ドライヤーも座ってかける始末。

頭痛も酷かったけど、元々頭痛持ちなのでつわりの一部だとは気づかなかった。

幸いにもこの症状は1ヶ月ほどで治り、そのあとは元通り立っていられるようになった。

 

食に関しては多少なりとも変化があった。

やけにキムチを欲していた時期があったり、わかめと出汁とネギがだめになったり。

わかめの食感と自分でとった出汁で作った味噌汁を美味しいと感じなくなった。味噌がハズレだったのかと色々試してみたりしたが、どうやらあれらもつわりの一部だったようだ。この症状も気づけば治っていて、わかめも食べるし味噌汁も飲めるようになっている。

 

そして酸味の話。

振り返るとみかんをよく買っていた。みかんの時期が終わるとレモンが欲しくなり、キレートレモンを箱買いしていた。その次はグレープフルーツ。

元々フルーツは好きだが、これまでに人生でこれだけ柑橘類ばかりを欲していたことはない。最近酸っぱいもの欲しくてキレートレモン飲んでるんだよねと姉に言ったら、

 

妊婦が酸っぱいもの欲しくなるとか都市伝説だと思ってたよー!

 

と言われた。その時に自分でも初めて気づいた。なるほど、これが妊娠による食の好みの変化だったのかと。

 

妊娠における最大の利点といえば、生理がないこと。

妊娠してからやけに精神的な波が穏やかなのは、生理がないことでPMSもなくなったからではないか。30歳を過ぎてから、それまでよりも生理痛も精神的な波も大きくなっていたので、これは非常にありがたい変化である。

 

生理による波があるのは夫にも話しているし体感もさせてしまっていたので、出産後の生理復活によるわたしの爆発を、夫婦共々今から恐れている。

 

コロナにより完全在宅ワークになった夫と穏やかな生活を送れているのも、妊娠のおかげなのかもしれない。四六時中家にいられて1人になることが出来ないこの現状、PMS期だったら耐えられる自信がまるでない。その観点から言えば、いい時に妊娠したなあというのが率直な気持ちだ。

 

予定日まで60日を切った。

備忘録として妊娠中のことを色々書いておこう。

もっと早くから書いていればよかったが時すでに遅し。

書こう、書いておこう。