いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

コロナと妊婦と在宅ワークな夫と

コロナに揺れる現在、ありがたいことに夫の仕事は完全在宅ワークが出来るようになった。家から出ずにいられるので感染リスクは格段に下げられる。

 

ありがたい、実にありがたい。

 

しかしながらこの心境になれるまでの道のりは平坦ではなかった。

 

我が家は1LDKの賃貸マンション。と言っても、パーテーションがあるだけでリビングともう一部屋が繋がっていて、完全に1人になれるのはトイレと洗面所とお風呂しかないという間取りだ。この状態で夫が一日中、しかも毎日いることになる。これは専業主婦にとっては由々しき事態なのである。

 

元来わたしは1人を好む。基本放っておいてほしい。

夫を送り出して一通りの家事を済ませたら、夫の帰宅時間に合わせて夕飯を作り始めるまでの間はパラダイス。

録画してあるドラマを観ながらどうでもいいお昼ご飯を食べる。お菓子を貪り食べてお昼寝することだってある。これはわたしにとって非常に楽しくて大切な時間である。

 

それがどうだろう、全て奪われるのだ。

 

気にしないでいいと夫は言ってくれるが、そういう問題ではない。

そこに人がいるというだけでそれはもう楽園ではないのだ。しかし夫にはそれが通じない模様。これは大いなるストレスになる。これはいけない。

コロナとの戦いは長期戦になる。ならば早急に打開策を見出さねば。

 

ということで、完全在宅ワークとなった夫との日々を見直すことにした。

この狭い空間の中で、お互いが出来るだけストレスを溜めずに過ごせるように。

 

穏やかな心持ちを手に入れるまでの心の葛藤を記しておく。

 

続く。