いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

サニタリーボックスを置かないという選択

我が家のトイレにはサニタリーボックスを置いていない。

理由はひとつ。掃除を楽にする為。

使用済みのナプキンやパンティライナーはトイレットペーパーか次に使うナプキンの包装で包んで洗面所のゴミ箱の入れに行く。

 

わたくし団子、何を隠そうズボラ主婦である。

故に、如何に簡略化するかを念頭においている。

 

この部屋に越してきてまず初めにやったこと、それはお風呂の取り外し可能な棚を撤去することだった。棚の数が増えればカビの温床が増える。掃除が面倒。ならば取ってしまえ。こんな思考回路である。

同様にキッチンのシンクの排水溝の蓋も撤去。無論三角コーナーも置いていない。週に2回の生ゴミの日前夜に網を変え、ついでに掃除をする。真夏も経験したが今の所コバエもわいていないし臭いも気になっていない。

洗面所の栓も月に何度かしか使わないのでチェーンごと外して他に置くようにした。掃除するたびにチェーンうざい!となっていたので、無くした今は掃除も快適である。

 

部屋を綺麗に保つには物を減らすのが効果的。

そして掃除しやすい環境作りが重要だ。

 

と、いうのも、夫と二人暮らしだから成せる芸当なのかもしれない。

以前母が言っていた、子供達が大きくなる前まではお母さんの好きに出来たから綺麗にしていられた、と。なるほど、二人暮らしと言えど、うるさいことを言わないでいてくれるから出来ているのか。

 

洗面所のゴミ箱には蓋がない。故に使用済みナプキンも丸見えになることはよくあり、包んでいるとは言ってもそれを嫌がる人はいるだろう。結婚前は意識したことはさほどなかったが、夫という人は基本的に女性特有の事象に関してはありのままを受け入れている人物のようだ。

 

もしかして、ナプキン無くなったから買ってきてとか言ったら抵抗もなく買ってきてくれたりするの?と、つい先日聞いてみたことがある。なんのためらいも躊躇もなく“うん”と言った夫に驚いた。正反対の昭和人間である父の元で育ってきたわたしには青天の霹靂である。なるほど、世の中にはこんな人もいるのだ。だからと言って頼むことはないと思うが、心強いことは間違いない。

 

自分と家族が快適に暮らすことが出来る部屋を保つ。

これからもズボラ主婦の本領発揮をしていきたいと思う。