いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

国宝【姫路城】の攻め方

6月中旬、初めて兵庫県にお邪魔してきた。

初日は書写山円教寺へ、翌日は姫路城へ。

 

何を隠そうわたくし団子、寺院仏閣、そして城好きである。

 

書写山とても良かった。姫路駅からバスに乗り、ロープウェイで山頂へ。そこから往復マイクロバスを利用。往復で結構な交通費になったし、ヘビやらカエルやらと遭遇し悲鳴もあげたが、それでも行って良かった。

 

書写山の木々の手入れに来ていたと思しき地元の人と立ち話をさせてもらったときに、ヘビやらカエルやらがいたよ!と言ったら、随分都会から来たみたいやなぁ、何処から来たん?と問われ、胸を張って 埼玉! と答えたら返ってきた言葉がこれである。

 

埼玉か、微妙やな!

 

うん、微妙だよね、そこ認めちゃうあたり埼玉人よね、わたし。

このやりとりが円教寺最大の思い出かもしれない。

 

そして翌日、いよいよ国宝姫路城へ。

9時の開城時間とともに入城。まだ人もまばらで心地よい。人が増える前に天守に行ってしまおう!この判断が実に良かった。6階建ての天守を堪能し庭に下りてきたときにはツアー客やら小学生の群れやらでだいぶわらわらしていた。この軍団と一緒だったらゆっくり堪能は出来なかっただろう。

 

天守を堪能した後は百間廊下へ。脱いだ靴を持ち、そのまま長い廊下を歩ける。これもまた良かった。

 

姫路城を余すことなく堪能した後はお隣の好古園へ。

これが想像以上に広かった。植物好きな人にはおすすめ。中の茶室【双樹庵】さんでお抹茶と上生菓子(500円)を頂く。お着物でお茶を出してくれたはんなりした旦那さんが好古園について色々教えてくれた。姫路城の隣という最高のロケーションなのでてっきり歴史的なお庭なのかと思っていたが、なんてことはない、イオンの創業者の方だかなんだか、つまりは大金持ちの人が何億も使って作った近代のお庭なんだとか。それを聞いたら急に胸の高鳴りが静まりましてね。いや、凄く立派なお庭でとても楽しませて頂きました。楽しませて頂きましたが、歴史的な庭だと思ってたほうが純粋に楽しめたよ。お抹茶美味しかったです。

 

見所だらけの姫路城。

初めて行ったわりには効率良く回れたと思う。

 

1、開城と同時に入る

2、まずは天守に登ろう

 

これが功を奏したんだと思う。

駅から歩くと少しづつ大きくなってくる姫路城。

行って良かった、本当に良かった。

 

姫路城、また逢う日まで