いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

プレ保育に参加、そして挫折

来月で3歳になる娘。

幼稚園どうしようかーなんてのんきに構えていたら、既にプレ保育なるものが各所で始まっていて焦り出したのが今年の始めあたり。てかプレ保育ってなによ?ってところから調べ始めた我々夫婦はのんびり屋さんすぎるんだろうか。

 

幼稚園といえば年少さんからなら4歳からだと思っていたが、その前から入れる満3歳児クラスなんてものもあるなんて知らなかった。そしてそれら本格的な入園の前にお試し体験が出来るというのが、いわゆるプレ保育というものらしい。実際の幼稚園生活を体験して雰囲気を感じられる絶好の機会というわけだ。

 

どうしよう面倒くさい、出来ることなら行きたくない、集団怖い、ママ友怖い。

でも行かないと。

 

我が家から通うとすると候補は4、5こある。

その中から我が家に合いそうかなと思った幼稚園2このプレ保育に、非常に重たくなっていた腰をどうにか上げて行ってみた。

 

感想はというと。

 

幼稚園によって違うんだなあということ。

HP見てただけじゃわからないことってあるなあということ。

プレ保育なんて2度と行きたくないということ。

 

この3点である。

幼稚園によってこんなにも違うんだなあ。1つめの所はわりと自由、2つめの所はかっちり。かっちり幼稚園では2歳の子供に挨拶を強要するし先生はビジネスライクだし紙芝居長いしでなんだか落ち込んでしまった。共通して言えることは、子供はわりとどこでも順応出来るみたいだが、親であるわたしはそうはいかないってこと。園風によって親の感じも違うんだろう。自由なところは親もふわっとしてそうだし、かっちりしているところは親も躍起になってそう。だとしたら後者はきつい。なんでこんなこともでき出来ないの!とかいう親にはなりたくない。

 

他の幼稚園にも行ってみないととは思っているのだがプレ保育は無理。両日ともその後寝込んでしまったわたしの姿を見て、もう行かなくていいと夫が言ってくれてどれだけ心が軽くなったか。母にも話を聞いてもらったら、親が気を遣わないところが1番よと言われた。確かにそうだと思った。親の心情ってダイレクトに子に響いてる気がするから。だとすると、かっちり幼稚園は第一候補だったが候補からは外すことになる。これは意外な結果だった。

 

外から見てるだけじゃわからないことって沢山あるんだなあと再認識出来たプレ保育体験でした。

 

2度と行かねえ。

 

39歳、老後の夢とは、そして叶える為に必要なこととは

子供に頼らず自分たちでちゃんと生活する老後を送りたい。

これが老後の目標。一軒家ではなくマンションを買ったのもその一端を担っている。歳をとってから自分たちで家のメンテナンスをするというのは大変だと思ったから。

 

夫とは老後やお金の話をよくする。なんにつけ付き纏うのはお金。

専業主婦になるという夢が叶った今、次なる夢は綺麗な老人ホームに入って自由気ままな老後を過ごすこと。それにはいくらかかるのか。一口に老人ホームといっても多種多様で、自分たちの望みを叶えてくれるようなところはべらぼうに高そうだってことだけはわかった。

 

自分たちの望み、それは、それなりに広さがあるお部屋で他者との付き合いをせずとも夫婦二人気ままに生活出来て、何かあったときは助けてもらえるような医療関連の事柄が整備されていること。

 

浅く広くではあるが老人ホームについて調べてみると、個々に部屋があるだけでお風呂もトイレも共用、ご飯も一緒、みたいな感じが主のようで。それは我々夫婦の望みではない。共同生活は自信ない。無理。自由がないと無理。愛想笑い出来ない。そしてお高い。入居時には何千万という大金を払い、その上毎月の支払いもある、らしい。まじすか、そんなかかるんすか。お仕事終えられてから毎月支払いが出来る能力ってどこからわいてくるんすか。もはや老人ホームに入っておられる方々を尊敬せざるを得ない。

 

もはやここまでかと落胆していた矢先、わりと近くにシニア向け分譲マンションというのが出来るとの情報をキャッチした。シニア向け、というのがミソである。見守り、健康、介護のサポートがある。分譲マンションだから自分たちの部屋にキッチンもお風呂もあるが、レストランや大浴場、ラウンジや遊戯室なんかもあるから食事の支度が面倒だと思えばレストランに行けばいいし、誰かと交流したいと思えば出来てしまう。なにこれ求めてたやつじゃん!問題は費用だ、いくらかかるんだ、そりゃお高いんでしょうよ。おや?部屋そのものはそんなに非現実的な感じでもないみたい?ぐは、毎月の管理費だのなんだのは5~7万はかかるのか、てか老後にそんなお金払い続けられるもんなの?年金?年金なのか?年金て本当にもらえるのか?

 

上記のマンションは数年前に出来上がっていて、沢山の方々が入居されているっぽい。昨日お散歩途中に通りがかったので一周してみたが、高級感のある外観とエントランスで、ますます憧れてしまった。

 

なにはともあれ、この夢を叶える為には健康でそこそこの資金力を持った老後を迎えること。これがなにより大事。まずは子供を無事に育て上げなければいけない。老後まで生きていなければいけない。夢への第一歩は今この瞬間から繋がっているのだ。

 

よく食べよく寝てよく笑って。

健やかな老後を迎えられるように日々過ごしていかなければ。

 

生理1日目の過ごし方

出産後は生理痛が軽くなる。

というのは都市伝説だったのか。今月もちゃんと苦しんでますよ。

眠気と足のだるさと頭痛は今朝から始まった生理のせいなのか。お腹の痛みはさほどないが、全体的なしんどさがあって機敏な動きが出来ない。

 

しんどい時ほど頑張ってしまう習性がある。なんなら元気なときの方がサボり癖発動しちゃうのは何故かしら。でもそうね、生理の時は大人しくだらだらしちゃおう。

こういうとき家事をやってくれる夫のありがたさを再認識する。

 

夕飯作り出す時間までお昼寝でもしちゃうか。

2歳は人類最強なんだって!そりゃ勝てっこないわ!

絶賛2歳児子育て中の我が家、娘に振り回されっぱなしの日々が続いている。

なんでもやりたがる期に突入したらしく、掃除もゴミ捨ても炊飯器のスイッチを切るのもイヤホン装着でさえも、生活の全てが彼女の監視下に置かれ、自由に出来るのは彼女が寝ている時しかない。否、寝ている時でさえ大きな音を立てないように細心の注意は払わねばならない。あらゆることを自分のタイミングで出来ないことへの苛立ちは日々募っていくばかり。せっかく24時間365日ゴミ出し可能なマンションに住んでいるのに好きな時にゴミ出しにも行けない。玄関を出て階段を降りてゴミ置き場まで行く、たったそれだけの時間でも、1人で外の空気を吸えばリフレッシュ出来ていたのに。いつでも娘が目を光らせていて、自分も行く、ゴミを持たせろと泣き始める。

 

いらない、そんなお手伝いいらない。

頼む、1人にさせてくれ。

 

お手伝いをしてくれる、自分でやりたがる、というのは成長過程においても大事なことなんだろうし、出来る限り付き合いたいとは思う。だがそれ以上に自由が欲しくなる。だって末っ子だもの、わたし。誰かに合わせるとか面倒くさいんですもの。自分のペースで好きなように出来ないとイライラしちゃうんですもの。親になったら治るかとも思ったけど、治んないわ、すまん娘。当然娘は可愛いし何より大事だけれども、それとこれとは別。

 

2歳?一番可愛い時期ね〜

すぐ生意気になるからこのくらいが一番可愛いのよ〜

 

なんて言葉をかけてくれる方々は沢山いる。

子育て経験者の皆さまが仰るのだからきっとその通りなんだろう。大変でも一番可愛い時期だから楽しんでね、頑張ってね、みたいなメッセージも含まれているんだろう。ありがてえ、励ましてくれてありがてえ。だがしかし、今ひとつ響かないんだわ。だって毎日しんどいんですもの。どんだけ可愛くても辛いもんは辛いの。可愛いから許せちゃうみたいな余裕なんてまるでないの。毎日何事もなく過ごせるだけで精一杯なの。しんどい時にポジティブな言葉ばっか投げられるとなおさら落ち込んだりもするの。そんなふうに考えられない自分はやっぱりダメ親なのかなって。

 

そんな中、他の人たちとは違う言葉をかけてくれたマダムがいた。

 

何歳?2歳?それは大変だわ。だって2歳は人類最強だから!

怖いものなしでしょ?危ないとか汚いとか言ってもわからないし自分で動けちゃうから行っちゃうでしょ?だから大変なのよ。3歳になってこっちの言っていることもわかるようになってくればだいぶ楽になるから!もう少しよ、2歳が一番大変だから!もう少しで楽になるわよ!

 

凄く心に響いた。凄く心が軽くなった。泣きそうだった。

そうなの、大変なの、すごく大変なの。わかってくれて嬉しい。そっか、2歳って人類最強なんだ、そりゃ勝てっこないわ。そう思ったら気が楽になった。もう少し頑張れば楽になっていくんせすね?マダム、希望の光を与えてくれてありがとう。人類最強に立ち向かってみます。

 

3歳まであと2ヶ月、人類最強に挑み続けます!

 

 

 

部屋作りとは物を減らすことである

新居に引っ越してきてから1年4ヶ月ほどが経ち、物置と化していた自室をやっと片付けた。まだまだ発展途中ではあるが、部屋で何かしようと思えるくらいには片付けられた。ということでブログを書いてみている。

 

自室には収納が無い。ウォークインクローゼットという名の、一歩踏み出せるかなくらいのウォークなんぞ出来ないクローゼットが1つあるだけ。前住居から連れてきたカラーボックスはカーテンが長すぎて喧嘩しているし、そもそも窓とカーテンのサイズが合っていないことにイラッとしている。分譲を購入したからにはしっかりとした部屋作りをしたい。そこでまず導入したのは突っ張り式の本棚とスチールラック。漫画や小説、CDにショップバッグをやっと綺麗に片付けることが出来た。CDコンポの定位置も出来て、やっと気軽に音楽をかけられる環境が整った。実に嬉しい。

 

そもそもこの部屋には壁が少なすぎる。壁が少ないと家具の配置が非常に難しい。角部屋故の贅沢な悩みではあるが、これは実際に住んでみないとわからないことだった。梁だかなんだか知らないがやたら出っ張っているところが多くて、本棚選びもスチールラック選びも難航を極めた。

 

そして悟り出している。

 

部屋作りとは、物を減らすこと。

 

実用的で洒落た部屋を作ろうとしたら、真っ先にやらねばいけないことは断捨離だった。どうしよう、実家にはまだ沢山のものがある。押し入れの中のものも持ってきたらまた物置に戻ってしまう。そうならない為にはやはり断捨離しかない。何を断捨離するか、生活必需品を優先的に残すとなると、必然的に処分せざるを得ないものは娯楽や趣味のもの。どうしよう膨大なラルクグッズが眠っているのに。あんなに熱をあげたものたちを処分しなければいけないのか?若かりし頃に身につけていた数多くのファッション小物たちにも別れを告げる時がきたのか?今の生活に必要ではない、けれど心ときめくものたちなのに。メルカリしてみる?とも思うが、このズボラな性格では出来る自信がまるで無い。

 

思い切って全部処分しちゃえばすっきりするんだろうが、なかなか踏み切れない庶民な自分である。

 

部屋作りはまだまだ続く。

娘への片思い、やめました

2歳になった娘は夫が大好き。赤ちゃんの頃からずっと大好き。

自室でお仕事している時も隙あらば遊びにいってしまうし、寝かしつけも夫じゃないと大泣き。お昼寝から目が覚めた時に隣にいるのがわたしだとけたたましい泣き声をあげて夫を探しに走っていく。

 

母親であるわたしではだめなことが沢山あって、お前じゃダメだ!と断末魔の雄叫びのような大泣きを毎日お見舞いされると、さすがに心がポッキリ折れてしまう日もある。

 

しかし、突然思った。

 

これじゃどうにか振り抜いてほしくて必死になってる片思いの痛い人じゃん。

 

と。そう気づいてしまった瞬間とてつもなく楽になった。そっか、追いかけなければいいんだ。追いかけるのをやめた途端振り向くことってよくある話で。え?何の話かって?もちろん恋愛の話ですとも。

過去の経験上必死になった恋ほど実らなかった。むしろ好き勝手やってたほうがうまくいっていた。タイミングも重要。そう、負け戦はやらない主義。だめならだめですぐやめる。こっちからやめた場合は振られたことにはならない。必死こいて追いかけても自分のほうを向かない相手なんて必要ない。自分にはもっと価値があるんだから。

若かりしときは色々あったなあ。

 

思いがけず過去の恋愛を思い出してしまったが、苦い経験も子育てに役に立ったのならば、当時のやるせない気持ちも浄化出来たのかな。

 

これでもかと大泣きする娘に、これが魔の2歳児かと思い知らされている毎日。

この辛い子育ての日々も、いつか浄化される日が来るのだろうか。今は毎日を無事過ごすことで精一杯で未来のことなんて考えられないけれど、いつか魔の2歳児時代を懐かしんで笑える日が来ると信じて、明日もまた大泣きをどうにかやり過ごすのだ。

親になるということ

2年前の今頃、陣痛が始まっていた。

 

当時はそれが本番の陣痛だとは思わずだんだんと痛くなってくる鈍痛にひたすら耐えていた。この時間はまだ余裕だったはず。本番に備えてアプリの陣痛カウンターを使ってみるかと悠長に構えていた。痛みは強くなっているものの耐えられないほどではない。なにより初産は遅れるっていうし予定日ちょうどに生まれるわけがないと思い込んでいたので、いつも通り22時頃には就寝した。

 

が、痛みは増していき眠ってなどいられなくなっていた。横になっているよりも椅子に座っていたほうが耐えられた。すやすやと眠る夫を起こすのも忍びないのでひたすら1人で耐え、本陣痛じゃないにしたらこんなに痛いのってどうなのと思い始めた真夜中。それでも耐え続け、さすがにこれはおかしいわと夫を起こしたのが3時だか4時だか。産院に電話したらすぐきてくださいとのことで、もうすぐ夜明けって頃に入院したんだったっけ。

 

あれからもう2年。早かったのかどうかわからない。とにかく1日1日を無事に過ごすことしかしてこなかった気がする。早かったかもしれないけど、それ以上に長くてしんどかった。この思いはこの先まだまだ何年も続いていくんだろう。

 

親になるということがこんなにも辛くしんどいことだとは思っていなかった。楽しい可愛いという感情よりも責任やプレッシャーという感情のほうがはるかに上回っている。それでも可愛いし大切だからそれらに耐え続けるしかない。親になるってそういうことだったんだな。

 

今日は娘が1歳でいる最後の日だった。

とても感慨深いし寂しかった。どんどん大きくなる。出来ることが増えていく。増えていく...よね?不安も増していく。明日から彼女は2歳。母親も2歳。一緒に成長していかなければ。