いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

卒乳後の胸は、別物になっていた ブラトップの開放感よ再び

妊娠前の部屋着といえばブラトップだった。

お出かけの時だってブラトップのワンピースを着たりしてた。

胸が大きくなかったので形が崩れるとか胸がゆさゆさしすぎるとかの心配がなくわりと愛用していた。

 

転機が訪れたのは妊娠による胸のサイズアップだった。

 

小さいながらも加齢によるたるみは阻止したかったので寝る時はナイトブラを着用していた。胸が大きくなるにつれブラトップでは心許なくなってきて、日中もナイトブラに切り替えた。妊娠して数ヶ月後にはMサイズがきつくなりLサイズを購入した。

産後授乳が始まっても授乳ブラは買わずナイトブラのまま授乳していた。コロナで外に行くこともなかったし、授乳はほぼ家でしかしなかったので丸出しであげていた。

娘が1歳になった頃卒乳。胸は次第にしぼみ、元通り...にはならなかった。

 

卒乳後の胸は、妊娠前のそれとは別物になっていた。

 

一切のハリをなくした胸はサイズこそ元通りかもしれないが、形はまるで別物になっていた。なんだろう、垂れ下がるってこういうことかってゆう。ピンと張っていた何本もの糸が一気に切られたような、だうーん、ていう感じ。これにはショックを受けた。胸が小さいからって形が崩れないってことじゃなかったんだ。

 

ということで、形を整えてくれるというナイトブラはますます欠かせなくなった。娘が動き回るようになってからは、日中は軽めのスポブラで過ごしている。これ以上垂れないようにホールドしてしまっているわけだ。

 

そして今日、およそ2年半ぶりにブラトップに戻ってみた。

なにこの開放感!こんなに楽だったっけ?形も悪くないじゃん!

ただいまブラトップ、長い間待たせたね。捨てなくて良かったよ。

 

若かりし頃、温泉に行った時に胸が垂れ下がっている人を目撃するにつけ、どうやったらあんな形になるんだよ笑 と鼻で笑い、自分の若さをひけらかしていた。今ならわかる、垂れた胸は血反吐が出る思いで頑張ってきた証なのだ。ほんとにすみませんでした。当時の自分をぶん殴ってやります。

 

もう授乳のことを考慮した服装選びをしなくてよくなった今、自分の好きな格好が出来るのだ。ブラトップ、懐かしい響き。これからもよろしくね。