いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

検診前の憂鬱

妊娠後期に入り、1ヶ月に1度だった妊婦検診が2週間に1度になった。

全くの無自覚であったが、検診が近くと情緒不安定になるようだ。

何もする気になれない。ご飯も作りたくない。ひたすらうだうだしている。

 

何がそんなに嫌なのか。

 

嫌なわけではない。

不安なのだ。

 

問題なく日常生活を送ってはいても、腹の子には何か問題が生じているかもしれない。その可能性が怖いのだ。

石橋を叩きに叩いてそれでも渡るのを躊躇するタイプの人間なので、何においても最悪のパターンを想定する。それは妊婦になってからも変わらない。むしろその傾向は強くなっている。

 

毎回不安いっぱいで検診に臨み、問題はないとわかったときにはなんと心が晴々することか。エコーに映る我が子の顔。なんとも愛らしいじゃないか。帰り道は行きよりも明るく感じるし、見慣れた風景もいつもより色鮮やかに映る。

 

妊娠後期に入ると、自動足開きマシーンではなくベッドに横たわり、ことさらに腹をぺろんと出してゼリーを塗られ超音波で腹の子を診る。自動足開きマシーンに乗らないでいいということがどれだけ心を軽くしてくれることか。

 

inumanigourmet.hatenablog.com

 

今年はコロナにより全て中止にはなったが、両親学級だか父親学級だかで妊婦体験と題して大きくなったお腹の擬似体験が出来る機会がある。わたしから言わせてもらえば、そんな体験よりも自動足開きマシーンに乗るという体験を是非して頂きたい。乗るだけじゃない、ちゃんと下着もとって自動で足を開かれる体験をしてみろと言いたい。ほんの数分大きなお腹を擬似体験するよりもよっぽど妊婦への労いが増すのではないだろうか。中には嫉妬に駆られる人もいて面倒かもしれないが。

 

後期に入ったからマシーンには乗らなくていいんだよねと油断していた日に限って自動足開きマシーンのお出ましとなった前々回の検診。やられた、油断大敵。

 

というわけで、次の検診まであと4日。ちょっとナーバスになり始めている今日この頃でした。