いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

妊娠とお金の話

妊娠・出産にはお金がかかる。

漠然とわかっていたことだが、実際に自分が妊婦になってみて初めて骨身に染みて体感している。

 

まず初めに妊娠検査薬。

ピンキリだろうが1000円もあればおつりがくる。

 

地味に痛いのが産婦人科の診察費用だ。

お世話になっている産院では

 

初診時 8200円

2回目 5200円

3回目 8500円

 

これが2週間毎にかかった費用だ。1ヶ月半で2万円以上。

妊娠が確定すると母子手帳が交付され、その時に助成券ももらえる。それを使えるようになる4回目以降の診察費用は大体2500円。検査内容が多い時は5000円以上かかったりしたが、助成券の金額内で納まると費用がかからない回もあった。妊娠初期の検診は2週間に1度、中期になると1ヶ月に1度、後期は再び2週間に1度の頻度になる。

 

現在妊娠9ヶ月、今までにかかった検診費用の合計は37.400円。

この他に初期の段階で産院での出産予約の前金として50.000円支払っている。

お会計は基本現金のみ。退院時の大きな額の時にはクレジットカードも使えるらしい。

費用が多くかかりそうな時には、事前に受付の方がどのくらいかかるかを教えてくれたのがとても有り難かった。

 

自治体が発行してくれる助成券は金券と同様なので、紛失しても再発行は出来ない。

これ大事。助成券がなければ幾らかかっていることか。決して紛失してはならない。

 

つわりでご飯が作れなければ食費もかさむ。

胸が大きくなるので下着はサイズアップしなければいけないし、お腹が出てくれば着るものも必要になる。

 

いよいよ出産が近づいてきたらそこからが本番。

赤子の為に揃えておかなければならないものたちでお金はどんどん飛んでいく。

 

入院費用は、出産育児一時金なるものが支給されるらしく、実際にかかる費用としては普通分娩で13〜23万円、帝王切開で30万円〜となるらしい。

 

妊娠発覚から出産まで、医療費だけでも30万円はかかる計算だ。

こうして文字に起こしてみて改めてお金がかかるということを実感している。

 

何事もなく無事に生まれてきてくれて、健やかに育ってくれるのが何よりである。

だけど、綺麗事だけではやっていけないというのもまた現実だろう。妊娠出産育児とお金、その壁に悩まされる人は少なくないのではないか。実に辛い現実である。

 

切っても切れない出産育児とお金の問題。

これからも注視していかねばならない。