いくつになっても末っ子気質

思ったことをつらつらと 三十路真っ只中主婦のエッセイ 

別人級スペクタクル

喜怒哀楽は激しいほうだと思う。

それが生理前から2日目くらいまではさらに激しくなる。

否、喜怒哀楽ではない、怒哀だけが爆発する。

 

今回のそれもいつも通り激しかった。

夫の一挙手一投足全てが嫌になる。やはり気性の激しいわたくし団子には完全に1人になれる部屋がない1LDKは厳しいようだ。今回はPMSに加え、大寒波と3連休が重なったのも非常に辛かった。出かけろや夫!寒くても出かけろや!

 

お天気が悪いと体も心も機能停止してしまう団子さん。

季節性鬱病というものがある。重松清さんの『40回のまばたき』という小説で知ったのだが、初めて読んだときに、これか!と思ったものである。当然小説のように激しい症状はない。お天気によってやる気が失われることが多々あるという話で。それでお医者さんに診てもらったことはないしこれからも診てもらうつもりはない。ただ、お天気と体調とやる気の有無は全て比例する。なんとなく腑に落ちて、あ、いいんだ、わたし。と思えたのだ。あの小説に出会えてよかった。

 

というわけで今月も妊娠はしていなかった。

 

落ち込んでいる自分と、安堵している自分、両方いる。

だってなんか想像出来ないし。というか自信ないし。自分自身がまだまだ幼いのに子供なんて育てられるのか?子供がいなければお金も時間も自分たちだけの為に使えるし。母性本能なんてあるのか不安だし。自分よりも子供を優先させなきゃいけない生活なんて耐えられる気がしないし。子供よりもわたしのことを可愛がってほしいし。

と、うだうだ考える自分がいる。子供が欲しくないわけじゃない。出来たらきっと嬉しい。だけど今は怖いのだ。想像出来ない未来が来るのが怖いのだ。わからないことって怖い。

 

今日で生理3日目。ようやく精神状態も元に戻り、夫のことも嫌じゃなくなった。

はー、今月も元に戻ってよかったー。毎月毎月夫のことが嫌になって、嫌だと感じたままだったらどうしようなんて不安にもなるけど、今んとこ大丈夫みたい。

こんだけ別人級に機嫌悪い日が続いて元気な団子が戻ってくると喜びも大きいでしょう!なんならいつもより可愛く思えるでしょう!?なんて、むしろ恩を着せてみたり。夫よ、手探りながらも毎月辛抱してくれてありがとう。感謝はしている。

 

妊娠を望むのと夜の営みを望むのは全くの別問題で。

わたしは性交渉自体があまり好きではない。というより面倒臭い。服脱いでシャワー浴びてまた服着て。特に冬は面倒臭さ倍増。だって寒いんだもん。服着たままでも出来るよ!というご意見は今回は割愛させて頂く。そんなわけで先月は3回だった。一応排卵日っぽい日の前後を狙ってはいるのだけれど、こんなんじゃ妊娠なんてしないのかしら。なめんじゃねぇ!と、不妊治療されている方々からはお叱りを受けるだろうか。

 

この先妊娠しなくても、不妊治療はしないと決めている。

どっちに原因があるのか、そこをはっきりさせてしまうと、その後の夫婦生活が潤滑にいかなくなってしまいそうだから。団子の性格上どちらに原因があったとしても激しく責めてしまう気がするから。白黒つけないとすっきりしないタチだけど、グレーのままのほうがいいこともあるんだって思った。それを弱さだと言われるのならば仕方ない、素直に弱いと認めよう。

 

5月で35歳、35歳のうちに出産したいな。